【製作日記16】ハセガワ1/48 F-4EJ改を更に改してEJに戻す計画 ~増槽タンクの塗装~
もともとプラモデルの手は遅い方であることに加えて、なんやかやと模型ばかりにかまけていられない日々も続いてですね・・。
言い訳はこのへんにして、さくさく進めましょう。
モールド復活
なにしろ戦闘機模型においてなかなか最大級の見せ場であり、かなり目立つ位置に吊り下げているものでありつつ大きさもある。
ただでさえヒョロヒョロした印象になりがちなジェット戦闘機に重量感を与えてくれる効果の高いパーツでもあります。
なので合わせ目消しやモールドの復活も・・・サボらず行えばきっと大きなリターンが得られるのではないでしょうか。
多くの場合増槽タンクは綺麗に二分割のパーツ構成ですから、その大きさだけの長さの合わせ目が発生しますので、地味に厄介な所でもあります。
なので接着段階から抱幕裸はなるべく段差がでないよう、パテに頼らなくても良いよう、しっかり溶着をするようにしています。
そしてサンディングで消えたモールドの復活ですが、ここは以前に記事で紹介したクリアラインテープの使用を選択。
なにしろ筒状ですから・・このクリアラインテープ持ち前の追従性が活きるというわけ。
刃物はダイソーのデザインナイフで、刃渡りの真ん中あたりを使って、ガイドを頼りに擦り付けるようにスジボリを彫りました。
エッチングソーを使っても良いのかなと思います。
黒サフ吹き
ここも本体同様の黒立ち上げというやつです。
結果
カウンターシェイド迷彩として成立しているかどうかは空にでも浮かべてみないと分かりませんが、上面は暗い目にそして下面は明るめに塗るという原則は守ってみました。
使用すべき塗料は・・まあ、グレー系と白の組み合わせさえ外さなければ、なんでも良いと思います。
こういう色はとにかく実物もそうだし資料写真もそうだし、見るたびにその印象は変わります。
抱幕裸なんてF-4それもEJ型は白い飛行機だと思い込んでいた時期も結構長い。
ですがこうして塗り分けてみるとけっこう白とは色の差があるものですね。
それでも気を付けたのは、やはり近似色ですので境界線が曖昧になりがちであるという点。
対策として、明細の境界線をけっこうくっきり目に引き立たせて塗装することでした。
迷彩の塗り分け
マスキングの目的と言うよりは、波線をクッキリ出すための処置です。
そしてクッキリ出した波線のラインをできるだけ残すように、あとはフリーハンドで目的色を塗り分ける・・という方法をとりました。
それなりに雰囲気がでているとは思いませんか。
いよいよ本体の塗装に入っていくわけなんですが、この増槽の塗装で苦しんだおかげで、本体塗装のポリシーやテイストも見えてきた気がします。
では今夜の作業はここまで。
おやすみなさい。