【製作日記21】ハセガワ1/48 F-4EJ改を更に改してEJに戻す計画 ~機首周り、タービンラインの塗装~
今夜は機首周り、タービンラインの塗装を行いました。
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アンチグレアの塗装
EJファントムは艶アリの塗装が実際でしたから、パイロットさんが眩しくないように塗られている黒色が、風防前からレドームにかけて走っているわけなんですが、この塗装があるかどうかが、EJとEJ改とを見分ける大きなポイントになるのではないでしょうか。
つまりEJの大きな特徴でもありますので、ここは格好良く塗ってあげたいところ。
とは言え何か工夫のしようがあるわけでもなく、キットのモールドに従ってマスキングするだけですが。
たとえば実機を正面ちょい斜めから望遠レンズで撮影したような場合、ものすごく複雑でカクカクした塗分けラインがレンズの圧縮効果で詳らかになったりするのですが・・その複雑な塗分けラインまで1/48で再現するのはちょっと難しい。
今回は単純に艶消し黒をベタ塗りしましたが、このアンチグレアも実機写真を観察すればけっこう色んな模様が見て取れるものです。
そのあたりはエナメルホワイトでウォッシングするか、ウェザリングマスターをまぶしてやるなどすれば雰囲気の加味になるのではないでしょうか。
レドームの塗装
レドームは抱幕裸の場合、GSIクレオス Mr.カラーGX 光沢 ウィノーブラック をツヤツヤに塗るのですが、そこにマスキングテープを貼るのは心理的に抵抗があるというのがその理由です。
もっとも磨きゃすむ話なんですが・・・、まあ気持ちの問題でしかありません。
しかも、どっちみちマスキングはすることになる。
と言うのも、実はレドームの先端にも実は塗分けラインが存在するのです。
その塗分けラインより先はツヤがなくなっているようで、それも加味しなきゃなのです。
赤枠で示した箇所がそうなんですが、円錐形であるがゆえにテープが貼りにくいので、なかなか面倒な箇所でもあります。
ただ、そのレドームにおける黒さの在り方も、空自ファントムのひとつのチャームポイントとして拾えるなと抱幕裸は考えますので、良い感じに塗分けたいところです。
差を、付け過ぎず、それでいてはっきり違いが認識できるようにと。
ナマのDOBじゃ、ちょっとアカラサマ過ぎると思いましたのでね。
良い感じになったのではないでしょうか。
タービンラインの塗装
安全のために描かれているラインのようですが、実は厄介なんだコレが。
如何なスペシャル塗装機であってもこのラインは入っていますし、きっとデザイン上の制限も出てしまうことでしょう。
もっとも生まれた頃からファントムを見ている抱幕裸は、むしろコレがあることがデフォルトですのでとくにダサいとも感じませんし、違和感も抱きません。
むしろ素敵なワンポイントとして良いんじゃないですか?
ただ、このラインが描かれている箇所は案外と複雑な曲面形状をしているのですよ。
ここに、真っすぐな赤い線のデカールを貼れとでも言うのか。
結論から言えば、塗装しちゃった方が簡単だし失敗のリスクもありません。
下地に、前もって赤を塗り、それをライン幅と同じ太さのマスキングテープでマスキングしてボディカラーを塗る方法もありますが、今回は失念しておりましたゆえに普通に2本の細テープでマスキングする方法になりました。
テープの周辺はゾルで保護していますよ。
これだとね、テープの幅をきっちり隅から隅まで合わせる難しさが発生しますし、ゾル代もかかる。
ただ、ラインが気に入らなかったときに修正が容易であるという利点もあります。
ラッカーやエナメルはたまたアクリルなのか・・使う塗料の使い分け方を常に意識しながら、こういった作業を行うことが吉のようです。
たとえばラッカーで塗ったボディカラーに、これまたラッカーで赤いタービンラインを塗れば、それはもう修正が効かないということです。
はい。
太さがあっているかどうかは目見当なのでたぶん合ってない。
ですがそんなところに目くじらを立てる人間もいないでしょうから・・・だいたいで良いと思います。
では今夜の作業はここまで。
おやすみなさい。