【製作日記16】ハセガワ 1/72 F-15J イーグル 305SQ 40周年記念塗装機 ~パイロンとミサイルの塗装~
パイロンの塗装
本日は昨夜に引き続き、翼下のパイロンの塗装を実施いたしました。
尤も、翼下だけに翼の影になりますし、対空ミサイルによって隠れてしまうものですから、下地のシャドーは行わずに指定色のベタ塗りとスミ入れ程度に留めました。
ただ、スミのはみ出しを拭き取るときにキレイには拭き取ってしまわず、良い具合に墨の塗料を地に残すと自動的に汚れ表現となって雰囲気がアップするようです。
溶剤によって溶けて滲んで揺蕩うスミを、面相筆などを使ってチョコチョコ弄っているうちに、「これだ」と思う汚れ方になることがあります。
そこで筆を止めて乾燥させ、クリアで固着させるというやり方を抱幕裸は執っております。
この作業を、できれば2ユニットも繰り返せば、かなり良い具合に雰囲気アップするのではないでしょうか。
こういう技法または得られる効果を「ウォッシング」と読んだりするそうですが、汚しているのにウォッシング。
不思議ですね。
ミサイルの組み立て、塗装
今回の場合、AAM-3を選択しました。
銀色の輪っか部分は、もうマスキングは辛かったのでエナメルで筆塗りにしました。
はみ出したエナメルは拭き取ればOKです。
たしかにマスキングのようなビッとした線にはなりませんが、1/72のような小スケールモデルの場合、こういう「手作り感」が良い感じのデフォルメになると考えています。
いやはやミサイルのカラーリングも、考証し始めたらなかなか難しいところがありましてですね、実弾なのか模擬弾なのかによってもパターンは違いますし、模擬弾だとしても、今回製作している305SQが自分が塗った色の模擬弾を使用しているのかどうか、ウラが取れていなかったりします。
ミサイルに限らず、こうしたミリタリー物のように、実物が存在して、かつ、カラーリングをシビアに検討しなければならない模型を製作する場合、事情に詳しい人が見ると、とんでもなくマヌケなことをやっている恐れもあるわけ。
たとえばこのミサイルの先っちょを黄色に塗って、かつ飛行形態で製作したイーグルなんかに搭載すれば、それはミサイルのシーカーのカバーを付けたまま飛んじゃってることになってしまいます。
「いつかどこかで見たから」
そういう思い込みが、そういう危険をまねくこともあるようです。
ただ、あんまり正確性を求めすぎても模型が楽しいものではなくなってしまう恐れもあるから難しいところですし、それこそ「いつかどこかで見たから」という、自分が持つイメージも抱幕裸は大切にしたいと思ってます。
なので今回のミサイル塗装パターンも、はっきり言って適当です。
今夜の作業はここまでとします。
ではおやすみなさい。
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ハセガワ 1/72 航空自衛隊 F-15J イーグル 305SQ 40周年記念 w/ハイディテール ノズルパーツ プラモデル 02312