【製作日記8】ハセガワ 1/72 F-15J イーグル 305SQ 40周年記念塗装機 ~デカール貼り~
増槽タンクのデカール貼り
昨日は自作の仮デカールで増槽タンクの様子見を行いましたが、今宵は本番。
どのように攻略するか熟考した挙句、このようにデカールを半分に切り分けることにしました。
曲面なのでどうしても山を張ってしまいます。
マークソフターやセッターでは対処しきれませんので、切り込みを入れてみました。
シワが発生してしまいましたし・・・YES!先っちょの部分がハゲてしまいました。
無理してシワを伸ばそうとした結果が裏目に出たかたちになりますが、そもそも今回はタッチアップが前提ですので、上等ですよという感じ。
デジタル迷彩のパターン部分にハゲが被らなくて良かったと、前向きに考えております。
このお色には以前、ファントムファイナルイヤー2019を製作した際にもお世話になりました。
大好きシャインレッド。
マスキングテープによる剥がれを防げるかもしれませんし、エアブラシでミスっても、ペーパー掛けによる除去にて解決できる余地が残るかなと思ってのことです。
デカールに直接マスキングテープを貼る根性もありませんしね(^^;)
機本体のデカール貼り
先ず、垂直尾翼のフィッティングを調べるため、自作の仮デカールで様子見を行いました。
この写真で貼ってあるのは自作のものです。
使用したのはHIQパーツの「水転写式デカール自作用用紙 (透明ベース) 家庭用インクジェットプリンター用」
今回は大判デカールと大判デカールの繋ぎ目が多いですので、どんな具合にスキマが発生するか等だったり、辻褄の合わせ方などを前もって検討しようと、こんな面倒なことを行っております。
意味があったのかなかったのか、それは歴史が決めることさ。
ご覧の通りですよ。
この記念塗装機は、どうやらスタビレータを固定するより前にデカールを貼ってしまう必要があったようです。
資料写真との睨めっこ不足ですね反省。
でも様子を見ておいて良かったです。
本番デカールはカットして、残りは塗装で対処することになると思いますが、この段階でアレコレ検討できますから。
ここに写っている4枚のデカールはすべて複製の仮貼りですが、もう、このままでも良いのではないかと思ってしまいます。
いえ、ちゃんと使いますよ本物のデカール。
ノズルとノズルの間のスペースを圧着しようとした綿棒で裂いてしまったというもの。
ああ、下手ですね抱幕裸は。
でも良いのです。
決して自分の腕前を披露したくてこのブログを開始したわけではありませんから。
たとえばデカール貼りの局面でこんな窮地に追い込まれても、まだまだ完成を諦めることはないんだぜってことを、皆様にお伝えしたくてですね・・はい。
とりあえずこの部分も、クリアでテッカテカにコートしました。
ここは平面ですのでビビることはありませんが、青い丸で囲ってあるあたりに、謎のコブが存在します。
J型にも存在してしかるべき物のようですので削り落とすわけにはいかなかったのですが、デカールを馴染ませるのに少し手がかかる点でした。
ソフターで柔らかくして圧着。
抱幕裸の場合、スピードブレーキの部分から貼ることにしました。
基準になりますものね。
抱幕裸の場合、デカールを貼るときは必ず電球光に透かして、シワを確認しながら貼ることにしてます。
それでもシルバリンガーな抱幕裸。
半分に切り分けての実施。
「金文字」「円の黒線」「梅マーク本体」
すべての辻褄を一発で合わせる自信がなかったのでこのようにいたしましたが・・・現段階で、もう片方を貼る前から、自分のこの行動を後悔してます。
デカールは、伸縮させることにより辻褄を合わせて貼られるものだということをすっかり忘れておりました。
さきほど裂いてしまったノズル周辺のデカールに、この梅マーク不随の金文字が被ってしまうことが判明したのです。
複製でチェックしたはずなのにそのことを忘れてしまうとか、どうかしてます。
つまり裂けたデカールの補修をしてからじゃなければ、この梅マークの片割れも貼れないということなのですが・・それに気付いたのすら、台紙から浮かせた後であるという始末。
ただ、このケースのように台紙から剝離させたデカールでも、お水に浮かせておけば問題ありません。
糊こそ溶け落ちてしまいますが、マークセッターをプラ側に塗布の上、乾燥後にクリアコートをかければ、糊不足で剝がれることもまずありませんので。
ただ、浮いたデカールを台紙に戻して乾燥させることは避けてください。
2度と剥がれず使い物にならなくなりますので。
マークソフターの塗りすぎ&放置により、「踏むな」の黒ラインが歪んでしまいました。
これはちょっと、このまま直には修正不能・・ですがまだまだリカバリーは可能。
「踏むな」の文字だけ残して、歪んだ黒ラインだけを切り抜くことに成功いたしました。
後は秘蔵のジャンクデカールから黒いラインを切り出して貼れば問題ないであろうという見通しです。
ああ・・とは言え、失敗と修正について、ここまで皆様の参考になるブログにするつもりでまではなかったのに。
そして最後に、さきほどデカールを裂いてしまった部分のレタッチです。
調色のレシピですか?ごめんなさいオレンジ色や白や黒や赤を適当に混ぜただけですので、忘れてしまいました。
まあ・・エアブラシを用いて行う限り、それほどシビアに色を合わせる必要もございませんでしょうに。
明日はこの上に、ウェザリングマスターのススを撒いてシャドーを入れてみる予定です。
そしたらもう一段の、誤魔化しと言う名のエフェクトがかかるかと思われます。
さすれば、なおのこと色の差なんて気にならなくなるはず。
自分の製作思想では、そうやって作品に味を出してゆくことでもありますので・・。
ただ、赤いテトリス模様にかかってしまった調色オレンジについては、ペーパーで削り落とすことにトライしてみます。
コテコテにクリアコートしたのは、そのためでもあるのです。デカールをペーパーから守るため。
では今夜の作業はここまで。
おやすみなさい。
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