【製作日記20】ハセガワ1/48 F-4EJ改を更に改してEJに戻す計画 ~剥離した塗装の修理~
前回記事の終わりにお伝えしましたが、トラブルです。
黒サフと本体色の二層を塗っているのですが、その両方とも、塗るまでの過程が長かったものですから・・その分だけ手に触れる時間も長ければ機会も多かったということ。
つまりは手脂が表面にコッテコテに付着していたのであろうことが原因でしょう。
剥離した、と言うよりは、そもそもくっ付いてなかったと考えるのが妥当でしょう。
壁が垂直の穴が、そのにボッコーっと開いてしまうようなものですから、なかなかに厄介なのです。
その段差は、上からいくら塗装を重ねたところで消えるものではありません。
段差そのものが埋まるということは、残念ですが、ないと思わなければ仕方ないでしょう。
ならば、プラモデルを視る者の視覚の側を騙せば良いのです。
段差など、ないように見せること。
具体的には、多くの場合、断崖絶壁になってしまっている剥離部分周辺を、すり鉢状に変換してあげれば良いのです。
上記写真はその結果の具体例です。
今回のケースで抱幕裸は6000番のスポンジヤスリ(ゴッドハンド(GodHand) 神ヤス! 磨2mm厚)を使用いたしましたが・・・番手についてはケースバイケースですので、参考程度に留めおくようお願いします。
剥離部分をすり鉢状に変換できたら、サーフェサーを吹いて違和感がないかどうかを確認し、目的色を吹いたらOK。
色調差の違和感が出るようであっても、今回のように戦闘機モデルの場合はコンパウンドでなじませるなり、ウォッシングをかけるなり、いろんなことをやっている内に自然となじんでくるでしょう。
偉そうに語っておりますが・・・この方法も不勉強な抱幕裸が経験則だけで喋っておりますので、他にもっと適切なリカバリー方法も存在するかもしれません。
まずは、塗装の剥離などおこさない様な強い塗膜を作るべきだと反省しておりますけれども。
では次回。